おゆきの風景・小舎便り > 2018年夏

北東北の8月、気温は上が35度までいったと思ったら、下は13度まで下がり、今度は台風20号が日本海を北上しはじめたころからフェーン現象で32~3度、そして20号が北海道を通過し太平洋に抜けたらまた20度前後に下がるという、自分の身体についていくのがやっとでした。

しかし関東以西の方たちにとっては、もっととんでもない気温上昇、台風直撃、大雨による大災害・・・と深刻な様子が報道じられています。
しかもこうした現象は日本にとどまらず世界各国におよび、甚大な被害をもたらしているということです。
またこの異常な気象現象は年を追うごとにそのレベルが増してきているようで、不安がつのるとともに、あらためて自然に対して人類の無力さを痛感してしまいました。

大昔人類は大自然に対して、ことあるごとに祈りを捧げていました。
これは宗教人、無宗教人に限らず祈りの行為が起こっていました。

農作物の収穫を得たときには感謝を捧げ、災いには静まるように祈ってきました。
現代でも、大災害やたちうちできないようなことに直面したとき、あるいは願いをかなえたいときなどは、なんとなく祈る気持ちが起こり、心の中で手を合わせます。

日本をはじめ先進国では、そうした祈りなどという考えは科学的に根拠がないとほとんど無視されていますが、祈るという行為は人間の本能として誰にでも埋め込まれているようです。

ご存知の通り、本能からの行為は誰かに教わったものではなく、自然におこるものです。
食欲、睡眠欲、性欲という本能と同列なものとして、祈りが自然に起こるという本能がプログラムされているということになります。

神様は無意味に私たちに本能を埋め込むようなことはしないでしょう。
まだ祈り本来の能力が埋もれたままの状態なために、私たちはその力を出せないだけかもしれません。
もしかしたら祈りの力に近づくための手順や方法が存在し、私たちがそれらがマスターできたら秘められた力が発揮できるのかもしれません。

いつの日にか本来の祈りが目覚め、大自然と人類がより良い共存を実現できるといいですね。  合掌


ゆきの小舎は今年8月11日、開所43周年を迎えお客様に祝っていただきました。
この1年間も小舎ではお客様と、実のある話題の中にも笑い有りで良い時間を共有させていただきました。
ありがとうございました。

この日は晴天に恵まれ、おいでいただいた方々には北東北を満喫していただけたようでした。


        八幡平頂上  2018.8矢崎氏撮影


毎年開所記念日8月11日は過去を振り返り、懐かしい日々を思い出します。

笑いあり、涙あり、その明細はというと、
泣き笑い、すすり笑い、笑い泣き、うす笑い、愛想笑い、目で笑い、顔で笑って心で泣いて、腹から笑い、酸欠笑い、肩で笑い、背中で泣いて、膝が笑って・・・っと

こうして様々な笑いあふれる会話で盛り立てていただき今日までくることができました。
やはりこの手の宿はお泊りいただくお客さんの個性がそのまま宿のカラーになっているとつくずく思います。
今後もみなさんとこのままの繋がりを持ち続けられたら嬉しいかぎりです。

ここのところは私たち2人とも、体力的には以前のようにとはいきませんが、幸い基本的な健康面では具合良く元気にしております。
この調子だとまだしばらくは、いけそーだぜ。
つきましてはこれまで同様、みなさんにかわいがっていただけるような小舎を目指して続けていくしょぞんであります。
どうぞ明日からもよろしくお付き合いくださいますよう、お願い申し上げます。

                                               それでは また

  


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