おゆきの風景 ・小舎便り> おゆきの特技

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おゆきはもの心ついた頃から絵を画くのが好きだったそうで、私の目から見てもまあまあです。
私は平面的な絵よりも立体的なオブジェなどの方が好きなので、創作の心を立体で表現します。
かっこいすぎる~。

おっとここは私の自慢話をする場所ではありませんでした。
私は絵筆が苦手なので、絵が上手な人を目の前にすると人種が違うように感じます。
特に真っ白い紙に一気に筆で画かれた日にゃー、その勇気にただただ感服するばかりです。
私にとってはとても勇気が要る作業になりますので、これをスンナリやられると参りましたとなってしまいます。

私の場合まず、この紙を無駄にしたくないの気持ちが先行してしまうような、ガラスのハートの持ち主なのです。
一発勝負に弱く、気が小さく、白い紙と筆にびびり、好き嫌いが多く、特に香りの強いセロリのような野菜がだめだし、そのくせ人が良すぎる・・・。
おっと今度は謙遜をしすぎてしまいました。

聞いてみるとおゆきは学校時代はそれほど勉強が熱心な方ではなく、どちらかというと講義はうわの空で、机を前にしてわけも分からんうちに授業が終わっていたとか。
しかし神様はどんな人にも好きな分野を与えてくださるものです。
おゆきの場合は絵を画くことでした。
学校時代は服飾デザインや人物のイラストを描くのが特に好きだったそうです。

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高校生当時、英語の復読書として「小公子(Little & Lord Fauntleroy)」が使われることになり、その本を開いてみたらページに画かれている線画のみの挿絵がとても気に入り、この線画に色をいれてみたくなったようです。

「小公子」は日本語の小説を以前読んでいてとても好きな話でした。

学校から帰ってきたら「小公子」をカバンから取り出し、絵の具を広げて、今日はどのページにしようかな・・・な自分の世界に入っていきました。

挿絵のとなりに印刷されてある英文はチンプンカンプンなのですが、今おゆきにとって大事なのは挿絵に施す塗り絵に使う配色のことで頭いっぱいにすることでした。

始まったらもう夢中になってますから、たぶんルノアールかモネくらいにはなりきっていたと思われます。
その結果がこれです。

 






5番のような線画の挿絵に絵の具で色を注し、夢中になっていたようです。
復読書「小公子」のページは御覧のような感じにまーまー良く仕上がり、しかし授業中先生の話はほとんど聞こえておらず、次に色を入れる挿絵をどれにしようかと見繕うのに忙しかったのでした。

ちなみに本人は2番の絵が一番お気に入りのようです。

そういえば今朝のワイドショウで、最近奥様たちの間で塗り絵が流行り出しているといってました。
どう見てもお父様がたのものではないようです。
男はやっぱり立体でしょう。 ではここまで。

  


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